提案用サマリー|サイバーセキュリティ対策(ガバナンス)

サイバーセキュリティ委員会の設置に向けた準備状況まとめ

サイバーセキュリティを「経営リスク」として扱うための意思決定体制(委員会)を立ち上げる際に、 初期に押さえるべき準備事項と初回開催の論点を整理しました。

体制・役割 規程・意思決定 リスク可視化 インシデント対応 教育・委託先

委員会で決めること(コア)

目的・範囲

何のリスクを、どのレベルで、誰が決めるかを明文化します。

優先順位

限られた投資・工数で、効果の高い領域から着手します。

例外・判断

例外承認や重大インシデント時の判断線を明確にします。

ポイント:技術論の場ではなく、「事業影響にもとづく判断」を行う場として設計します。

委員会の基本設計(要約)

委員長
経営層(CEO/CIO等)
委員
情シス、法務/コンプラ、総務/人事、事業部代表(必要に応じ追加)
事務局
情シス(または指定部門)
開催
定例(例:四半期1回)+臨時(重大インシデント時)
成果物
方針、規程、意思決定記録、改善計画

準備事項

初回開催までに最低限そろえる項目(“空欄がある状態”でも開始できます)

準備のコツ:完璧な資料を目指すより、「意思決定に必要な最小情報」を揃えることを優先します。

初回アジェンダ例(60〜90分)

所要議題アウトプット
5分 開会・目的確認 委員会の狙いを共有
10分 委員会規程の確認・承認 規程の確定
30分 現状整理(資産・対策・委託・過去事象) 不足情報の洗い出し
20分 主要リスクの整理(事業影響ベース) 重点リスク仮説
15分 当面の重点テーマ決定(1〜2件) 着手テーマ・責任者
10分 宿題・次回予定 タスクと期限

初期成果物(例)

基本方針(A4 1枚)

セキュリティの考え方、適用範囲、責任分界、例外の扱いを簡潔に定義。

インシデント対応フロー

報告・判断・連絡・復旧・再発防止の流れと意思決定ポイントを可視化。

改善アクション一覧

リスクと対策を紐付け、優先度・担当・期限を管理(委員会で進捗確認)。

委員会規程(簡易版・サンプル)

社内規程として整備する際の骨子(必要に応じて詳細化してください)。

項目記載例
目的サイバーセキュリティリスクの未然防止、被害最小化、対応力向上を目的とする。
所掌事項方針/規程、重点リスク、重大インシデント対応方針、教育方針、委託先方針等を審議・決定する。
構成委員長(経営層)、委員(情シス・法務/コンプラ・総務/人事・事業部代表)、事務局。
開催定例(例:四半期1回)および必要に応じ臨時開催。
意思決定出席委員の過半数合意(経営判断が必要な事項は経営会議へ報告/付議)。
記録議事録を作成し、決定事項と宿題(担当/期限)を明確にして保管する。
改廃委員会決議により改廃する。